Adobe製品はなぜサブスクリプションになったのか
Illustratorってむかしは買い切りのソフトでしたが、いまは月額3000円程度払わないと使えません。サブスクリプション契約というようですが、私は最初これにいつまで経っても自分のものならない気がして結構抵抗がありました。でも買い切りと違っていつでも最新を使えるしまぁそういう意味ではいいのかなと思ったりします。
どうしてサブスクリプションが流行るのかなと思ったのですが、先日読んだ本にヒントがありました。
それがこちら。”インターネットの次に来るもの”。
この本では、インターネットがどうなっていくのかについて考察しているのですが、大変勉強になったのは著者のこういう姿勢です。
・どうなるか予測しても大概外れる
・なので、この本ではどういう方向にいくかということをインターネットに内在する性質から考察する
というものです。インターネットがインターネットであるゆえに運命付けられた性質について、著者は次の7つを挙げています。
- Becoming(なっていく) …
- Cognifying(認知していく) …
- Interacting(相互作用していく) …
- Accessing(接続していく) …
- Sharing(シェアしていく) …
- Screening(スクリーンで表現していく) …
- Flowing(流れていく)
サブスクリプション契約というのは、とくに1.Becoming(なっていく) …というものに相当します。これを読んで、サブスクはより増えていく方向なのだなと理解しました。
私は15年前にPhotoshopElementsを家電量販店で箱で買ったとき、とてもうれしかった記憶があるような世代なので、サブスクリプションの方法はいつまでも好きにはなれそうにないですが、今後の流れとして理解し、受け入れる体制を持たないといけないなと思いました。